札幌ドームでラグビーのテストマッチが行われました。JAPAN v.s SAMOA です。
結果は、22対24 2点差の惜敗でした。とはいえ、JAPANとしては点差以上に課題が多い敗戦だったように思います。
最初に書くべきだったかな、今年9月に、ラグビーワールドカップ(RWC)がフランスで開催されます。(結構知らない方が多いのよね…)
4年前が日本開催で、史上初のベスト8進出!ということで列島が盛り上がったあの大会です。(思い出してください)
RWCではサモアと縁が深くて、ここ3大会連続で同じ予選プールに入りました。15年大会、19年大会ともにJAPANが勝利しています。
RWCフランス大会では前回以上、つまり4強以上を目標に掲げているので、サモアに惜敗しているようじゃ、目標は遠いぞ!ということになるのですね。とはいえ、JAPANの実力はサモアよりも上だということも見て取れました。
じゃあ、この試合にどうして負けたの?ということになりますよね。僕が思う敗因は、次のとおり
①前半30分で前回大会のキャプテン、リーチ・マイケルが退場になったこと … リーチがピッチからいなくなったことが痛いのはそのとおりですが、みんなが動揺しちゃったように見えたことが大きいように思いました。「リーチがいなくなった分も声を出してチームを鼓舞しよう」という代わりになるリーダーが目立たなかった。SHの二人、流と斎藤はこの点で良くやってたけど、他は… つまり、リーチに変わってチームを背負えるようなリーダーが育っていないのではないか、という問題点です。
②あまりにもミスが多すぎたこと …… 防御の裏に出たと思ったらポロリ、相手ボールを奪ったと思ったらポロリ。

あ、ラグビーではボールを前に落とすと「ノックオン」相手ボールのスクラムで再開になります。
では、何故あんなにボールを落とすか?汗で滑った説はもちろんあるけど、RWC直前の試合において言い訳になり得ない。要は、ボールへの執着心が足りないのでは?ラグビーは、「ボールを持って運んでなんぼのゲーム」という原点からすると、ボールを落とすことは大罪だということ。代表選手は、やること、考えることが沢山あり過ぎるから、原点・基本の基本を忘れがちにならないか?少し心配になったわけです。
③スクラムの失敗 …… 最初の2本で、レフリーが頭の中に「スクラムはJAPANの劣勢」とすり込んでしまったのではないか?サモアのFWは明らかにでかくて重そうな8人で、きちっと8人がパックしてJAPANはこれを受け止めたのだけど、「重いものを何とかググっとこらえて」耐え忍んだように見えちゃったのですよ。そのためにレフリーは、「この試合のスクラムは、サモアの圧力をJAPANがきちんとこらえるかどうか」という観点から一貫して見てくれちゃったように思えたんです。「演技力」で異なる印象をレフリーに与えることができなかったかなぁ、なんて考えちゃった次第

思った以上に長くなったので、このあたりで止めます。
今週末、土曜日(29日)19:30キックオフでトンガ戦。@東大阪市花園ラグビー場
夜の試合とはいえ、暑いだろうなぁ…
僕たちは、熱くなって応援しましょう!

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